今回は電波が届かなくなった場合、ドローンがどうなるのか?を、ドローンフライト歴5年の僕の体験をもとにお話ししたいと思います。
※2020年10月時点での僕の経験をもとに話していきます
ドローンの電波が届かなくなったらどうなる?途切れたら墜落?
結論から先にいってしまうと、ドローンによっても違いますしケースによっても変わってきます。
間違った情報をお伝えしてしまうと良くないと思いますので、機種の名前は記載なしで、僕のケースをもとに書かせていただきます。
あくまで参考程度にしてください。
安い1万円前後の200g未満のGPSなしのドローン
これは誰でも予測はできると思いますが電波が途切れると墜落します(あくまで自分のケースです)。
1万円前後のドローンとなると制御できる距離は長くても100m程度ですので、遠くまで飛ばすのはやめた方がいいです。
よくある3000円程度のミニドローン場合制御できる距離が30m程度の場合もあります。
200g未満のドローンは、目視外飛行の許可は必要ありませんが、絶対に自分の目で確認できる位置で飛ばしましょう。
1.5万円〜2万円 200g未満GPSありのドローン
下に記載したものは、すべてフライト前にコンパスキャリブレーションを行なっていたケースになります。
コンパスキャリブレーションは重要になりますので、必ずおこなうようにしましょう。
暴走
200g未満のGPSドローンが途切れた瞬間暴走した機種もあります。
ドローンを5年飛ばしてきていちばん怖かった経験がこのケースです。
ホームポイントにオートリターンで戻ってくるわけでもなく、別の方角の方に飛んでいき木にぶつかって落下。
木があってくれたので助かりましたが、人にぶつかったり車にや電線にぶつかったりしないで良かったと心の底から思いました。
その機種は、電波がとぎれるとホームポイントまで戻ってくる仕様にはなっていたのですが、恐ろしかったです。
その場で落下
これもひどいケースでした。13000円くらいのドローンだったのですが、電波が途切れた瞬間落下しました。
まぁ絶対に電波が途切れたのか??まではわからないのですが、スマホにはFPV画像はまだ飛んできてる状態、そして50m程度で落下です。
スマホのGPS信号を頼りに、落下位置がマップで出てくる機種だったの、おおよその位置がわかり回収することができました。
その場でホバリング
その場でホバリングしてくれる機種もありました。
ホームポイントまで戻ってくる
もともとホームポイントまで戻ってくる機種で、仕様どおりに戻ってきました。
余談になりますが、安いドローンになると戻ってくる時の高度を設定できない機種が多いので、高い木などがあるとぶつかって落下します。
DJI
これだけは名前を出してしまいますが、200g未満のDJI Mavic miniで、わざと電波をとぎれさせてオートリターンを試しているケースがYoutubeにアップされていました。
ドローン関連の仕事をされている方で、性能を試すために行ったのだと思いますが、素人は絶対に真似しない方がいいです。
DJIのドローンといっても、あくまで機械ですのでぜったいに戻ってくるという保証はないと思ってください。
ドローンを飛ばすときは電波塔がないか気をつけて
それと電波塔が近くにあったりすると、電波の干渉などによりGPS信号がおかしくなる可能性があるようです。
僕は電波塔が近くにある場所では飛ばしたことはありませんが、これは一般的に言われているので絶対にやめましょう。
GPSドローン 墜落しても探すことが可能
基本的にGPS搭載のドローンの場合、墜落してもGPS信号がスマートフォンに届いている場合、またはログが残っている場合は墜落した位置がおおよそわかります。
上で説明した暴走した機種は、GPS信号も届かなくなってしまい探すのに苦労しましたので、これも絶対にではありません。
まとめ
ドローンはあくまで機械です。
設定した高度まであがってホームポイントまで戻ってくると商品説明に書いてあるドローンであっても、電波が途切れた場合、絶対にという保証はありません。
とくに2万円以下の安めのドローンの場合、仕様通りにならないケースが多かったです。
商品説明に書いてあるとおりにはいかないということを頭に入れて、200g未満の機種でも基本的には目視飛行できる位置でフライトするようにした方がいいです。
また200g以上のドローンになると、自分の目で見えない位置まで飛ばすことは目視外飛行になり、許可が必要になりますので注意しましょう。