コネクタ部分が破損してしまい、コネクタだけ購入して自作で配線を修理しようとしても、
購入先がわからなかったり、規格がわからないことが多々あったのでまとめてみました。
FPVドローンに使われている「モーター、VTX、カメラ、バッテリー」など。
接続する時に使われているコネクタの規格を商品別に記載しています。
コネクタの規格(種類)がわからない時の参考になれば幸いです。
自作でコネクタに配線を入れる時に使用する工具
自作でコネクタ付きの配線を作るやり方は下の記事で紹介しています。やり方はサイズが違っても基本的に同じです。
配線の皮を剥く工具
配線のまわりの皮を剥く時にはワイヤーストリッパーがあると便利です。自分はベッセル(VESSEL)の「No.3500E-2」を使用しています。
精密圧着ペンチ
圧着ペンチは配線の先端部分に金具をつける時に、圧着する工具として使用します。自分はエンジニアのオープンバレル端子用 PA-09を使用しています。
リポバッテリーに使われているコネクタ
2〜6セルに使われているバランスコネクタ
自宅にあるドローンのリポバッテリー で2〜6セルに使用されているバランスコネクタを調べてみたところ企画は全部同じものでした。セル数に応じて穴の配線を差し込む穴の数が違うだけです。
6セル用:JST XHP-7
4セル用:JST XHP-5
3セル用:JST XHP-4
2セル用:JST XHP-3
このサイズのコネクタに使用されている配線の先の金具サイズは「bxh-001t-p0.6」を使用すればOKです。
FPVカメラに使われているコネクタの規格
FPVカメラによっては規格が違うものもあるかもしれませんが、とりあえず家にあったFPVカメラを見て調べたところすべて一緒でした。ピッチが1.25mmになっています。
配線の数によって、穴の数も違ってくるのでそこを間違えないようにすれば大丈夫です。
モレックス molex 51021-0800(配線(穴)の数が8個)
モレックス molex 51021-0700(配線(穴)の数が7個)
モレックス molex 51021-0600(配線(穴)の数が6個)
モレックス molex 51021-0500(配線(穴)の数が5個)
モレックス molex 51021-0400(配線(穴)の数が4個)
モレックス molex 51021-0300(配線(穴)の数が3個)
先端部分の金具は「モレックス molex 50079-8100」が適合します。
モーターに使われているコネクタの規格
65mm Mobula6 などのモーターに使われているコネクタ
型番:51021-0300
先端に合う金具:1.25mmピッチ PicoBlade(TM)ターミナル
型番:50079-8100
実際に先端を作ってみました
機体はモブラ7でモブラ6よりモーターの配線は少し太めでしたが、実際に先端を作ってみました。
使用した工具はエンジニアのPA-09です。
先端の金具は1.25mmピッチですが、結論を先に言ってしまうと、とりあえずエンジニアのPA-09の「1.0mm」で金具部分をかしめることは可能でした。
自分のやった手順は以下のとおりです(自己流なので、あくまで参考程度にしてください)
- 配線の先端1mmくらい皮を剥く
- 配線の先端につける金具(ピッチターミナル)を配線の皮部分に、かるく手の力で挟んでおさえるようにつける
- 圧着ペンチ1.0mmの部分に配線の皮の部分をあわせてかしめる
- 圧着ペンチ1.0mmの部分に、先に皮を剥いた配線部分を合わせかしめる
- 最後にハウジングの部分に、返しがあるので向きを間違えないように、ターミナルを差し込めばOK
GoPro lite 用の基板に接続するコネクタ
自分は配線付きのものをアリエクスプレス で購入してしまったので、コネクタのみでは購入したことはないのですが、調べてみた結果、型番は「GHR-03V-S」のようです。
ピッチは1.25mm なので先端の金具は上で紹介した65mmのモーターと同じもので大丈夫そうです。
型番:50079-8100
ちなみにアリエクスプレス で販売されている配線付きのものは下のやつ。
配線の色がGoprolite用の基板のものと違うので注意が必要「赤→電源 黒→アース」っておもわないようにすれば大丈夫。
最後に
ドローンのコネクタで他にも何種類か実際に使用したことがある規格があるので後で追記します。