FPVドローンを飛ばしていると墜落時などにリポバッテリー 先端部分のコネクタが割れてしまうことがよくあります。
コネクタが欠けていたり、割れている状態で飛ばすとかなり危険です。
今回はバランスケーブル先端部分のコネクタを交換する方法を紹介します。
リポバッテリー バランスコネクター 種類
今回の記事で交換するバランスコネクタの種類はFPVドローンのリポバッテリーで多く採用されている「JST-XH」です。
6s用のコネクタなので配線が7本入るようになっている「JST-XHP-7」というものを購入しました。
リポバッテリー バランスコネクタの交換
注意点
リポバッテリー のバランスコネクタの交換時に注意するポイントは、配線どおしの接触を防ぐことです。
接触するとバチバチっと火花が出て、手で触わってしまうとやけどします(自分の体験談)。
もしかすると、ファイアーするかもしれませんので、慎重に作業を行いましょう。
配線は1本ずつ新しいバランスコネクタに差し込んでいき、端っこの配線からすすめていくといいと思います。
ちなみにバランスケーブルの配線の順番がわからなくなってしまた場合は、リポバッテリーの上部の部分をむいてあげて、何番目のセルと配線がつながているか確認します(きよっちさんに教わりました)
上の画像だと手前のマスキングテープ(黄色)で保護されている配線が5番目のセルにはんだでつながっているのがみえると思います。
6番目のセル(いちばん右)は、画像ではみえませんがリポバッテリーの奥側で配線がつながっています。
ほとんどのリポバッテリーは外側に出ている配線の順番で入れていけば大丈夫だと思いますが、順番を間違えると、セルがうまく機能しないかもしれません。
ちなみに何本かバッテリーを見てみましたが、外側の見えている部分の配線の順番と中のセルに順番は一緒でした。
安全にやるなら、リポバッテリの上の皮をむいて、配線が何番目のセルにはんだがされているか確認して、バランスコネクタに差し込んでいったほうがいいかもいしれません。
バランスコネクタの交換方法
まずは配線が剥き出しになってしまったいちばん、外側の配線から作業を進めていきます。
まずはワイヤーストリッパーなどを使用して、外側の配線をむいてあげます。
ちなみに自分はベッセルのものを使用しています。
先端ぶぶんはこのくらい皮を剥いてあげました。
次に配線の先にとりつける金具を圧着ペンチを使用してとりつけます。
金具の型番は「BXH-001T-P0.6」を使用しました。
まずはむいた配線部分の、皮を剥いた部分を圧着していきます。
先に圧着ペンチに金具を差し込んで(1.6)その間に配線を入れて圧着してあげるとやりやすいです。
ちなみに圧着ペンチはエンジニアの「PA-09」を使用
次に同じく1.6の部分で、皮の部分を金具でとめます。
これまた同じく金具をさきに圧着ペンチではさみ、金具をつぶして配線の皮が残っている部分と金具をかましてあげます。
これで配線の先端部分はOKなので、あとはバランスコネクタに差し込むだけです。
先端の金具にはかえしがついているので、バランスコネクタに差し込むと配線を引っ張ってもはずれない仕組みになっています。
どうしても配線をぬきたい場合は、かえしぶぶんを尖ったもので押しながら配線をひっぱればぬけます。
順番にバランスコネクタに差し込んでいく
あとは1本ずつ配線の先に金具をつけて、バランスコネクタに差し込んでいけばOKです。
古いバランスコネクタについている配線もあると思いますが、かならず1本ずつニッパーなどで切って作業をおこないましょう。
2本まとめてきったりすると、接触して火花がでて怪我する恐れがあります。
Youtubeで紹介しています
Youtubeでもバランスコネクタの交換のやり方を紹介していますので、参考にしてみてください。
たぶん文章で読んでいるよりは、わかりやすいと思います。
まとめ
バランスコネクタの交換はやり方をまちがえると、事故の原因にもなります。
自己責任で注意して作業をおこなってくださいね。