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タイニーフープでFPV飛行をする為に、必要な準備や手順を解説【マイクロドローン】

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冒頭いきなりyoutubeの埋め込み動画ではじまりますが、僕はこの動画を見て「tiny-whoop(タイニーフープ)」FPV飛行に興味を持ち、


こちらの動画(「オンナノコズ:”Onnanocos” × Micro Drone)を見て、やろうと決めた、「マイクロドローン」でのFPV飛行。

今回の記事は同じく「tiny-whoop(タイニーフープ)」や「マイクロドローン」に興味を持ったけど何から始めていいかわからない??
そのようなお悩みを持った方わかるように「タイニーフープでFPV飛行をする為に必要な準備や手順を解説」していきます。

ちなみに上で紹介した(オンナノコズ:”Onnanocos” × Micro Drone)の動画は下の記事で紹介しているようなドローンで撮影しています↓↓

綺麗な画質で空撮できるおすすめのマイクロドローン10選【FHD画質のタイニーフープ Tiny Whoop】 今回はFHD画質(1920×1080)で空撮できるおすすめのマイクロドローンを紹介していきます。 どのような形状、またはサイズや重量で...

FPVゴーグルを使用して飛ばす200g未満でプロペラガード付きの小型のドローンは人によって呼び方が違い「マイクロドローン」「tiny-whoop(タイニーフープ)」「中華フープ」など。いろいろです。僕はマイクロドローンと呼ぶことが多いです。

マイクロドローンやFPV飛行に必要なFPVゴーグルは海外通販サイトで購入すると安いです。自分はbanggoodという海外通販サイトをよく利用しています。

下の記事ではbanggoodのドローン関連商品を安く購入できるためのクーポンコードを記載しています。購入を検討している方は是非下の記事も合わせてお読みください↓

banggood(バングッド)ドローン送信機 FPVゴーグル クーポン 一覧 banggood(バングッド)のプローモーション担当者様からいただいているクーポンコードのページです。購入するときに使用してください。...

【マイクロドローン】タイニーフープでFPV飛行をする為に必要な準備や手順を解説

アマチュア無線4級以上の免許が必要

まずタイニーフープのような小さいドローン(マイクロドローン)でFPV飛行する為には、アマチュア無線4級以上の免許が必要になります。免許の取得方法は2種類あります。

  • 各地で行なっている講習会に参加して講習後に試験を受けて合格する
  • 講習会なしで、自分で勉強して試験を受けて合格する

ちなみに、僕の場合は講習会には参加しないで、当日試験に合格し免許を取得しました。

東京(本部)では、当日受付による試験があり、当日に受付してそのまま試験を行うことができます(2019年4月時点、現在は当日試験はどうなっているかはわかりません)。

試験の料金は5000円くらいで、免許の申請で2000円くらいかかった気がします。
詳しくは「マチュア無線4級 試験」で検索すれば、試験会場や料金など出てきますので検索してみてください。

当日試験は午前の部と午後の部があり、もし午前に落ちた場合、そのまま午後の試験を受けるということもできます。
もちろん受験料は再度かかりますけどね。

各地で行なっている講習会は基本2日間で、料金は2万円くらいします。
メリットとしては、ほとんど試験にでる部分を教えてくれる為、合格率が99%以上だということです(合格率は講習関係者に聞きました)。

ただ2日間とも、朝から夕方まで拘束されて勉強する必要があります。

ちなみに講習会なしでの試験の合格率は8割ぐらいのようです。
4択のマークシート方式でそこまで難しくはありませんが、かんたんまではいかないので勉強しないと確実に落ちそうです。

無線について以前から興味のある方は別かもしれませんが、普通の人には聞きなれない言葉や用語ばかりですので勉強は必須です。

試験に合格はしましたが、僕自身過去問をやりまくって合格しただけなので、おそらく無線についての本質は理解しておりません。

ちなみに試験に合格し免許の申請をすれば、1ヶ月くらいで免許は届きます。

アマチュア局の開局

アマチュア無線の免許を取得しても、すぐにドローンを飛ばせるわけではありません。

次に必要な手続きはアマチュア無線局の開局です。
TSSなどに無線機(VTX)の保証をしてもらい、総務省に開局の申請をします。

電子申請と、書類での申請があり、僕は書類での申請を選択しました。

無線局の開局申請は書類で行いましたが、そのあとのVTXの変更追加の申請は電子申請で行なっています。VTX(無線機の申請はTSSの場合、申請1回につき4000円で、何台やっても同じ価格なので僕の場合は1回で10台ずつぐらいやっています。理由はVTX換装して新作のドローンをすぐに飛ばしたい為です。ただVTXを購入して手元にある状態でないと、申請はできないというルールがあるので使っていないけどVTXはたくさんあるという状態になってしまいます。価格が安くていろいろなドローンに使いやすそうなVTXを何台か買って申請しておくのがおすすめです。安いVTXなら1500円くらいで購入できます。

電子申請の方が料金は安く済むそうですが、時間がかかるデメリットがあります。

僕は開局の申請書類を「日本ドローン無線協会 会長の戸澤 洋二さん」という方にお願いして作成してもらい、郵送で書類での申請をしました。

アマチュア無線局の開局には電波を発信するVTX(無線機)の系統図が必要になります。

たまたまネットでVTXの系統図を探すにあたって、その方のホームページにたどり着き、そのまま開局申請書類の代行もお願いしました。

詳しくは下の記事で紹介しています↓↓

【ドローンの開局申請】VTXの系統図は戸澤さんのところで入手できます ドローンの開局申請にはVTXの系統図が必要になります。 日本のショップで購入する場合はVTXの系統図が付いてくる場合もありますが、...

戸澤さんのところでは、VTXの系統図は解析済みのものであれば、1080円で譲ってくれます。
開局申請の書類の作成はVTXの系統図代金合わせて7580円でした。

VTXは最大3台、VTXの台数の合計は最大10台を7580円でやってくれますので、かなり安いと思います。
あとからVTXの台数を増やしたり変更するとなると、またお金が必要になりますので、なるべくまとめてやってしまった方がいいです。

ちなみに戸澤さんにお願いすると、開局に必要な書類すべてと、TSSへの申請の流れもメールで教えてくれますので特に問題なくいけると思います。
開局に必要なお金はTSSへの保証金として5000円くらいかかります。

あと切手代と総合通信局の方に払うお金がたしか4000円くらい必要です。
4000円は収入印紙を購入して、TSSへの書類に貼り付けVTX系統図などと一緒に郵送します。

あとは書類に不備がなければ1ヶ月くらいで、総合通信局から免許状が届き、法律に問題なくFPV飛行ができるという流れになります。

時間のある方は勉強もかねて、開局申請の書類を自分で作成してもいいと思います。
「VTXの系統図」に関しては自分で書くのは難しいと思うので、戸澤さんに1枚1080円で譲ってもらいましょう。

開局申請はすべて戸澤さんにお願いしましたが、VTXの追加変更申請はネットで自分で行なっています。
そこまで難しいものではありませんし、間違いがあってもTSSでどこが間違っているか親切に教えてくれます。
ただ間違いがあると再度ネットで提出しなおすので、申請が通るまで時間がかかります。

基本的には系統図に記載してある情報を、記入していけば大丈夫です。

アマチュア局を開局する前に飛ばすドローンを決めておく必要があります

アマチュア無線局を開局する前に飛ばすドローンを決めておく必要があります。

決めておく必要があるというか、法律では開局する前には申請するドローン(VTX)が手元にある状態でないと申請はしてはいけません。

これはJARDに確認しました。

なので購入したけど、飛ばすことはできない状態が一定期間あるということですね。
ただJARDはわかりませんが、自分が申請したTSSは申請する時にVTXの写真やドローンの写真などは必要なかったので逆の手順でもわからないです。

ただ法律的にはドローン(VTX)を購入してから申請する必要があります。

電源を入れて電波を出すことはできないけど、手元にドローン(VTX)を用意してから申請する必要があるのは微妙な気もしますけどね。

入門用におすすめのドローン

Happymodel Mobula6

マイクロドローン Happymodel Mobula6 レビュー
入門用のマイクロドローンでおすすめしているのは「Mobla6」です。

詳しくは下の記事でも紹介しています↓

マイクロドローン Happymodel Mobula6 レビュー 発売からかなり経過しているので、今更レビューって感じもしますが、世間の評判が良すぎるので思わずポチってしまいました。 今回はマイク...

値段が安いし、VTX系統図も上で紹介した「戸澤さん」にメールすれば入手できますので開局もすることができます。
何度もクラッシュしても重量が軽いこともあり壊れずらいですね。

ただ地面が硬いところなどでクラッシュするとフレームは割れたりします。
予備のフレームとプロペラくらいは一緒に買っておくといいと思います。

重量はバッテリーを入れても20g程度で室内で練習するのにもいいし、広い外で飛ばしても面白いです。
レース機のようなスピードはでませんが、キビキビ動きますし操縦練習用としてもおすすめです。

Happymodel Mobula6 HD

軽量27gドローン Happymodel Mobula6 HD レビュー
Mobula6のFHDバージョンです(同じく1s仕様)。
マイクロSDの差し込み口があり、FHDで撮影できます。
Happymodel Mobula6の普通のバージョンよりDVR基盤があるため重量が若干おもたいので、少しスロットルは重く感じましたがそこそこ軽快に飛びます。
そこそこ満足できる綺麗な画質で空撮できますので、旅行先で持って行って飛ばしてもいいと思います。
FHD機にしては価格も安く13000円くらいで購入できる時もあります。

詳しくは下の記事で実機レビューしています↓

軽量27gドローン Happymodel Mobula6 HD レビュー 1sバッテリーでHD画質で空撮できる「Happymodel Mobula6 HD」。 飛ばせる準備が整いましたので、実機レビューを...

Happymodel Larva X HD 125mm

Happymodel Larva X HD 125mm レビュー【Toothpick】
プロペラガード付きのマイクロドローンで操縦がなれてきたら、ステップアップとして「Happymodel Larva X HD 125mm」もおすすめ。

3sバッテリー使用でかなりスピードがでます。

バッテリーが最初から2個付き。
プロペラガードもついているので、最初はつけて飛ばした方がいいかもしれません。
マイクロSDの差込口もあり、FHDで空撮できて、人気のある機種です。

VTXは「Happymodel Wooop_VTX」とい名称のもので、系統図を戸澤さんのところ入手可能です。

詳しくは下の記事で実機レビューしています↓

Happymodel Larva X HD 125mm レビュー【Toothpick】 今回はHappymodel Larva X HD 125mmの実機レビューをします。 Happymodelのクー...

VTXを換装する方法もあります

Eachine NANO VTX レビュー!高出力で安くておすすめ
VTX単体で購入して、マイクロドローンに換装するという方法もあります。おすすめのVTXは「Eachine NANO VTX」です。
ミニサイズで400mWの高出力!価格も安いです。

「Eachine NANO VTX」は価格が安いし戸澤さんのところに系統図があります何個かまとめて購入して申請しておけば新しくマイクロドローンを購入した時に換装できるのでいいと思います。

開局しているVTXが何個か持っていれば、新しくマイクロドローンを購入した時に付け替えて法律に問題なく飛行できます。

海外通販でドローンを購入!開局済みのVTXに交換してみた この記事の公開日は2019年で古い情報です。法律が変わっている可能性もあります。 海外で購入したドローンをす...

「Eachine NANO VTX」については下の記事でレビューしています↓

Eachine NANO VTX レビュー!高出力で安くておすすめ 発売からそこそこ経過しているドローンのVTXですが、はじめて実際に使用したのでレビューしていきます。 価格は1500円程度で購入で...

その他、使いやすいVTXは下の記事で紹介しています↓

【ドローンにおすすめのVTX】系統図が入手できそうなVTXまとめ 5.8Ghzのドローンを飛ばすのには無線局の開局が必要になります。 無線局を開局すのに必要になってくるのは「そのドローンについてく...

ただ上で紹介したようなドローンは海外通販サイトになるので、到着まで2週間くらいはかかります。
そこまで待てないという方は少し値段はあがりますが国内のネットショップでご購入ください。

なるべくVTXの系統図がついているところで購入した方が方がいいです。ついてこない場合は、系統図が入手できるか調べてから購入することをおすすめします。

送信機選び

今回紹介してるFPVマイクロドローンは送信機を別で購入する必要があります。基本的にはドローン本体、送信機、FPVゴーグルは別で購入します。送信機を選ぶ時に気をつけることは、

  • 技適マークがついている送信機か?
  • ドローンについているレシーバーに合うものか?

最低でもこの2点は選ぶ基準として必要です。
まずは技適マークですが、「これは日本の電波の基準を満たしている送信機ですので使用してもいいですよ」というマークみたいなものです。技適マークがついていない送信機を使用すると、電波法違反で懲役1年以下または100万円以下の罰金刑がまっています。

ただ実際に捕まった例はかなり少ないですが、捕まらないから法律をやぶってもいいというわけではありません。
送信機は技適マークのついているものを用意しましょう。

それとドローンと送信機との間には通信方式が同じものを使用しなくてはドローンは動きません。
通信方式にはいろいろ種類があり、ドローンを購入する時に何種類ある中から選べる場合もあります。
自分は主に「Frsky」という通信方式を選ぶことが多いです。

※最近はフタバの「S-FHSS」に乗り換えています。

ただいろいろな通信方式がある中で、その方式にあった送信機を選んで何台も買っていくのではお金がもったいないです。
今は便利な送信機があり、いろいろな通信方式が使用できるマルチプロトコル送信機というものがあります。

その中でおすすめしたい送信機は「Jumper T8SG V2.0 Plus」です。40種類以上の通信方式に対応しているのでメジャーな通信方式のドローンだったらほぼ大丈夫だと思ってOKです。価格は10000円くらいで購入できて技適も取得していてマークも入っています。

購入先がbanggoodの「Jumper T8SG V2.0 Plus」は技適マーク付きです。そのほかのお店で購入する場合は技適シールがついていない場合もありますので買う前に販売店に聞いた方がいいです。

予算に余裕があるならフタバの「T10J」送信機

予算に余裕があるならフタバの「T10J」送信機がおすすめです。
おすすめポイントは日本製の割には価格がやすいところです。
安いといっても25000円〜30000円くらいはしますけど。

通信方式は「S-FHSS」です。
いろいろなドローンのレシーバーに対応しているわけではありませんので、購入する前に通信方式を確認する必要があります。

上でおすすめのドローンとして紹介した「Happymodel Mobula6」や「Happymodel Mobula6 HD」は「S-FHSS」が使用できるのでこの送信機で操縦することができます。

※Happymodel Larva X HD 125mmに関してもレシーバーをS-FHSSに変更する必要があります(クレイジービー系のファームウェアなので設定だけでもS-FHSSを使えるかも。内蔵レシーバーの場合は飛距離はだせませんけど)。

S-FHSS対応のおすすめのレシーバーは「R-2000SBM」です。
T10Jとの組み合わせで、ほぼバインド切れをしません

見通しのよい場所なら500m以上飛ばすことも可能(あぶないのでやめておいた方がいいですけど)

送信機については下の記事で詳しく紹介しています↓

ドローン用 プロポの選び方とおすすめ品を紹介【FPVマイクロドローン送信機】 トイドローンやDJIのドローンは、機体と一緒にプロポ(送信機)がついてくる場合がほとんどですが、5.8Ghzの周波数を...

FPVゴーグル選び

それと必要になるのがFPVゴーグルです。
ドローン本体から映像を飛ばしたものを受信します。
FPVゴーグルは電波を発信するものではないので、技適マークなどは必要ありません。

日本のネットショップでも購入できますが、なるべく安く買いたいなら海外通販サイトを利用するといいです。

下の記事ではおすすめのFPVゴーグルを紹介しています↓↓

【ドローンレースに必要】5.8GhzおすすめのFPVゴーグル10選【2022年最新版】今回はドローンレースや「Tiny Whoop(タイニーフープ)」を操縦するのに必須なFおすすめの5.8GhzFPVゴーグルを紹介します。初心者が使うような安いものから、上級者が使うような高いものまで厳選して10個選んでみました。 ...

初心者におすすめのドローン、送信機、FPVゴーグルは下の記事でも紹介しています↓

おすすめのマイクロドローン、プロポ、FPVゴーグルの紹介【レース】 今回は初心者におすすめの「マイクロドローン」「プロポ」「FPVゴーグル」を紹介します。 この記事ではマイクロドローンを始めるに...

まとめ

タイニーフープなどのFPV飛行を法律を守ってやるには、免許の取得から無線局の開局までやることがたくさんあります。
そしていざ飛ばそうと思っても、ベーターフライトの設定などいろいろあり、いろいろな知識も要求されます。

ただやっていて、難しい分、楽しさもたくさんあります。

この記事がこれからマイクロドローンを始める方の参考になれば幸いです。

この記事で紹介しているドローンやVTXは海外通販サイト「banggood」で購入できます。
海外通販が初めてで購入方法がいまいちわからない方は下の記事を参考にしてください↓↓

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