
はじめての一台に「DEERC ドローン D60」はアリかどうか、実際の使い心地をもとにお伝えします。この記事では画質と操作性を中心に、開封〜初期設定、ワンキー離着陸やホバリングの感触、屋外での風への強さまで、つまずきやすいポイントをやさしくチェック。あわせて、同価格帯のDEERC D20/D10や他社(Holy Stone/Potensic)とも分かりやすく比較して、コスパ面の判断材料をまとめました。
日本で飛ばすうえで知っておきたい航空法・飛行禁止エリア・技適の基本、初期不良が心配な方向けの保証・返品の確認ポイント、セールやクーポンを使ったお得な買い方もサクッと解説。最後に「どんな人に向くか/向かないか」をはっきりさせ、子ども用・初ドローン・SNS空撮入門のどのケースでD60を選ぶべきか、結論までご案内します。
この記事を読めば――
- 「画質はどのくらい使える? 逆光や夕方は大丈夫?」
- 「操作は難しくない? はじめてでも安全に飛ばせる?」
- 「D60と他機種、結局どっちがお得? 後悔しない選び方は?」
この3つがスッキリ整理できます。最短で“自分に合う一台”にたどり着きたい方は、このままどうぞ。
関連記事
おすすめのドローンは下の記事でランキング形式で紹介しています↓
>>【2025年】おすすめドローンランキング20選!人気の機種は?
結論|DEERC ドローン D60は“入門最有力”か(訂正)
先に3行要約|画質・操作性・安全機能のバランス
- 電子手ブレ補正は非搭載。映像は“記録用のおまけ”くらいの感覚で。
- GPSは非搭載なので、自動帰還(RTH)やGPSホールドはありません。
- 入門の練習機としては十分。ただし夕景・強風・長距離撮影は割り切りが必要です。
本記事の対象読者|初ドローン/子ども用/はじめての空撮
- 「まずは安全に飛ばす練習をしたい」「親子で遊びながら覚えたい」「SNSに軽く載せる程度でOK」という方。
- ぬるっとした空撮や自動帰還を重視するなら、ジンバル+GPS搭載機をご検討ください。
基本情報|DEERC ドローン D60の概要と価格帯
項目 | 内容 |
---|---|
型番 | DEERC D60 |
本体サイズ | 332×234×60 mm(展開時)/145×81×60 mm(折りたたみ時) |
重量 | 約166 g(バッテリー含む)※100g以上 |
飛行時間 | 最大約22分/本(使用環境で上下) |
充電関連 | USB充電(5V/1A目安) |
センサー・ホールド | 高度維持(気圧計)+光学フロー想定/トリム調整可 |
衛星測位(GPS) | なし(自動帰還〈RTH〉非搭載) |
カメラ静止画 | 1920×1080(約1080P) |
動画 | 1280×720(記録方式は機体/アプリ仕様に依存) |
画角/可動 | FOV 約60°/チルト −90°〜0°(手動) |
手ブレ補正 | なし(電子手ブレ補正非搭載) |
伝送方式/周波数 | 2.4GHz Wi-Fi FPV(見通し目安 約60m) |
操作機能 | ワンキー離着陸/ヘッドレスモード/スピード切替/サークルフライト/緊急停止 ほか |
同梱物 | 本体、送信機、バッテリー、USB充電ケーブル、スペアプロペラ、ドライバー、取扱説明書 など |
アプリ | DEERC FPV(iOS/Android)/機体Wi-Fi接続でプレビュー・撮影 |
日本の法規メモ | 100g以上なので機体登録が必須。リモートIDは内蔵ではないため、屋外飛行は外付けリモートIDの装着・発信が必要。登録記号の表示も忘れずに。 |
付属品チェック|予備プロペラ・ガード・バッテリー有無
- 多くのセットに「予備プロペラ」「プロペラガード」「送信機」「USBケーブル」などが同梱されています。
- 予備バッテリー付きの構成もあり。連続で練習するなら2本以上が快適です。
スペック早見表|カメラ解像度・飛行時間・重量・伝送距離
- カメラ:1080p相当。角度は手動で調整(モデルにより上下可動)。
- 飛行時間:1本で十数分が目安(気温や風、バッテリーの状態で変わります)。
- 重量:軽量級。屋外は弱風の日に楽しむのがコツ。
- 伝送:Wi-Fi系の短〜中距離想定。見通しや電波混雑で変動します。
専用アプリと初期設定|ペアリングから離陸まで
- 本体・送信機の電源を入れてリンク。
- アプリ起動→機体Wi-Fiに接続→映像プレビューを確認。
- 水平/方位キャリブレーション→ワンキー離陸でテイクオフ。
(屋内はプロペラガード必須。顔周りや人の近くでは回さないようご注意ください)
画質レビュー|DEERC ドローン D60の映像は実用的?(訂正)
手ブレ・電子手ブレ補正の効きとパン/チルトのコツ
- 電子手ブレ補正は非搭載です。機体の動きがそのまま映像に出る前提で、ゆっくり操作しましょう。
- 上昇・旋回・前進は低速で一定に。急な入力は避けると見やすくなります。
- パンは超スロー、チルトは止め位置を決めて微調整。編集で軽くスタビライズをかけるのもおすすめ。
SNS投稿向けの画質の前提
- 画質は“記録用のおまけ”くらいに考え、明るい順光で短めのカットを重ねると見栄えします。
操作性レビュー|初心者でも操縦しやすい?(GPS非搭載の注意)
ワンキー離着陸・ヘッドレスモードの実力
- ワンキー離着陸やヘッドレスモードは、最初の不安をぐっと下げてくれます。
- ただしGPS非搭載なので、完璧な位置保持はできません。風や床模様の影響は受けます。
ホバリング安定性と高度維持センサーの挙動
- 気圧計+光学フロー中心の簡易ホールド。明るい環境のほうが安定しやすいです。
風にどこまで耐える?屋外テストの目安
- 無風〜微風を目安に。流され始めたら、すぐに機首を向かい風方向へ戻す練習をしておくと安心です。
安全性と法規|DEERC ドローン D60で注意すべき点
リモートID・機体登録について(重要)
- 本機は100g以上なので、機体登録は必須です。
- リモートIDは内蔵していません。屋外で飛ばす場合は外付けリモートID機器の装着・発信が必要です(屋内などの例外を除く)。
- 飛行前は登録記号の表示とリモートIDの発信確認をルーチン化しましょう。
リターン機能・低電圧保護・非常停止の使い方
- リターン操作は、姿勢が乱れる前に早めに。過信は禁物です。
- 低電圧保護は強制着陸に備えて、離陸地点の近くで残量管理。
- 非常停止は人や物から十分離れた安全な場所でのみ。最終手段です。
日本の航空法・飛行禁止エリア・技適の基礎
- 人口集中地区・空港周辺・150m以上などは原則飛行不可です。
- 公園や河川敷は自治体ルールの確認を。許可が必要な場所もあります。
- 電波は技適が前提。機体・送信機の表示をチェックしてください。
初心者が守るべき安全チェックリスト
- 離陸前に天気(風)/バッテリー残量/プロペラの欠け/ネジの緩みをチェック。
- 必ず目視内飛行で。人・車・電線・水面に近づけない。
- 帰還は余裕を持って。夜間飛行は避けるのが無難です。
口コミ・評判まとめ|良い点・悪い点を要約
「操作しやすい」「子どもでも飛ばせた」など高評価
- ワンキー離着陸と高度維持の安心感が好評。はじめてでも手順が覚えやすいという声が多いです。
- 価格の割に「意外と安定する」「家族で楽しめる」という感想が目立ちます。
「風に弱い」「夜間は厳しい」などの不満ポイント
- 風が出ると流されやすい、映像がブレやすいという指摘。
- 暗所・夜間はノイズとブレが増えやすく、撮影の満足度は下がりがちです。
「充電できない/キャリブレーションできない」対処法
- 充電:別ケーブル・別ポート・端子クリーニングを試す。
- キャリブレーション:水平な面でやり直し、アプリ/機体を再起動。
- 改善しない場合は初期不良対応を早めに相談しましょう。
比較|DEERC D60 vs D20/D10/他社(Holy Stone・Potensic)
価格・画質・安定性の相違点をざっくり整理
- D60:価格と安定性のバランス型。1080p相当で入門の“標準形”。
- D20:より小型・軽量で室内向き。
- D10:入門と携行性の中間的な立ち位置。
- Holy Stone/Potensic(同価格帯):機能は拮抗。在庫や保証の手厚さで選ぶ人も多いです。
室内特化/屋外入門/コスパ重視のおすすめ
- 室内特化:小型+ガード(D20系)が扱いやすいです。
- 屋外入門:やや推力のあるD60クラス。
- コスパ重視:バッテリー2本・ケース付きセットを優先すると快適です。
将来の買い替え候補と乗り換え基準
- 「ブレが気になる/夕景もきれいに撮りたい」→2軸/3軸ジンバル搭載機へ。
- 「距離や耐風性を上げたい」→プロペラ径・重量が大きい上位機が有利です。
買い方ガイド|DEERC ドローン D60の最安値と保証
セール時期・クーポン活用・並行品の注意点
- 週末や月末などのセール、クーポン配布で実質値引きされることがあります。
- 並行品はサポート・保証の適用範囲を事前にチェックしておきましょう。
初期不良対応と返品ポリシーの確認事項
- 届いたらその日に通電・充電・キャリブレーションを確認。
- 異常があれば写真・動画で記録し、早めに販売店へ連絡しましょう。
延長保証・サポート問い合わせテンプレ
- 「購入日・注文番号・症状・試した対策・希望(交換/返金)」を簡潔にまとめて送るとスムーズです。
- 返信が来るまでは分解や改造はしないようにしましょう。
必須アクセサリー|快適度が上がる小物リスト
予備バッテリー・充電ハブで連続フライト
- 2〜3本ローテで休ませながら充放電すると、バッテリーが長持ちします。
- 充電ハブは過充電保護や充電順番制御があると安心です。
プロペラガード・収納ケース・ランディングパッド
- 室内と初心者は必須のプロペラガード。
- ケースは送信機・電池・工具まで一体収納できるタイプが外遊びに便利。
- ランディングパッドは砂利や草地でも安定した離着陸に役立ちます。
風対策・可視性向上の小技(発泡マット等)
- 薄い発泡マットがあると、地面の砂や草の巻き込みを少し抑えられます。
- 機体に目立つステッカーを貼ると、視認性が上がって安心です。
セットアップ手順|失敗しない初飛行のロードマップ
開封〜プロペラ装着〜各種キャリブレーション
- 付属品を確認→プロペラの回転方向を見て正しく装着。
- 水平な場所で水平・方位キャリブレーション。
- ネジの緩みやガードの装着をチェックしてから電源ON。
アプリ設定・スティック操作の基本
- 感度は低めスタートでOK。上昇・前進・旋回を別々に練習すると飲み込みが早いです。
- ホームポイントの確認は毎回のルーチンにしましょう。
屋内→屋外の段階的練習メニュー
- 屋内の低高度→屋外の無風→屋外の微風と、少しずつステップアップ。
- 直線→四角→円→8の字と順に、姿勢制御を体で覚えていきましょう。
撮影テクニック|DEERC ドローン D60で“映える”コツ
被写体の捉え方・安全な寄り引き・構図の基本
- 寄りすぎはNG。人や車からしっかり距離を取りましょう。
- 三分割構図で地平線を上1/3か下1/3に。被写体のまわりに余白を残すと見やすいです。
滑らかな軌道を作る手動トラッキング術
- 被写体と一定距離を保ち、横移動+少し前進で立体感を出します。
- スピードは控えめに。“ちょっと遅いかな?”ぐらいがちょうど良いです。
手ブレを抑える速度設定とカメラ角度の最適化
- 旋回や前進は低〜中速に固定。一定のリズムで動かすとブレにくくなります。
- カメラは斜め下15〜30°が使いやすく、地形と空をバランスよく入れられます。
よくある質問(FAQ)|「届かない」「電源入らない」ほか
ペアリング不可・映像途切れのチェックポイント
- 送信機→機体の順に電源ON。スマホが機体Wi-Fiにつながっているか確認しましょう。
- 電波が混んでいる場所では、距離を縮めるかチャンネル変更を試してください。
充電・バッテリー寿命・保管方法
- 充電は純正または推奨ケーブルで。高温時は少し冷ましてから充電すると安心です。
- 保管は半充電が目安。月1回の慣らし充電でコンディション維持。
屋外フライトの許可・申請の基礎
- 自治体の公園規約や管理者の許可は事前にチェックを。
- 人混み・道路・学校・空港周辺は避けましょう。
まとめ|DEERC ドローン D60は“まず一台目”として買いか
向いている人・向いていない人
- 向いている:初ドローン/親子で練習/SNS用に軽く撮りたい人。
- 向いていない:強風での屋外撮影や、夜景・滑らかなシネマ表現を重視する人。
失敗しない購入タイミングと次の一手
- セールやクーポンのタイミングでバッテリー2本付きセットを優先すると快適です。
- もっと綺麗に撮りたくなったら、ジンバル搭載機へのステップアップがおすすめ。
関連記事
100g未満の重量のおすすめドローンは下の記事で紹介しています↓
>>【2025年最新版】100g未満で飛ばせるおすすめドローン10選|規制対象外で安心!