
結論、100g以下で“自動追尾”を実用レベルで使うなら本命は「HOVERAir X1 Smart(99g)」です。
AIビジョン追尾で歩き撮りや旅行Vlogに強く、2.7K/30fpsの見栄えも十分。一方で、AirSelfie AIR NEO は“技適なし濃厚”のため、国内利用は購入前の確認が必須。また100g未満機は風に弱く、距離・速度・飛行時間に現実的な限界があります。
本記事は「自動 追尾 ドローン 100g 以下」で探している方に向けて、X1が本命である理由、AIR NEOの注意点(電波法/技適)、代替候補(GPSフォローミー系)、そして安全運用と“映える画”の撮り方まで短時間で整理します。
この記事でわかること
- なぜHOVERAir X1 Smartが“実用本命”なのか(強み/限界)
- AIR NEOを紹介しつつも「技適要確認」の理由とチェック手順
- 100g未満での追尾撮影のコツ(風対策・距離設計・安全マナー)
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・100g未満の広い選択肢を見たい方は、入門〜カメラ付きまで網羅した、「100g未満ドローンおすすめ10選」もあわせてどうぞ。
・100gに縛られず幅広く比較したい方は、自動追尾ドローンおすすめ10選もどうぞ。
結論|自動 追尾 ドローン 100g 未満の“実用本命”はHOVERAir X1 Smart

「自動 追尾 ドローン 100g 以下」で実用性・入手性・画質・安全性を総合すると、本命は HOVERAir X1 Smart(最大離陸重量 99g)。AIビジョンでの自動追尾と、2.7K/30fps+EIS(電子手ブレ補正)を両立し、旅行やVlogの“撮って出し”にちょうどいい品質を軽量ボディで実現します。
国内向け公式ページに「99g」「AI自動追尾」「複数プリセット(フォロー/オービット等)」が明記され、サードパーティの実機レビューでも散歩〜軽いジョギング程度の移動撮影に強いという評価が固まっています。
また飛行時間は実測でおおむね約10分前後/本(モードや風で上下)。“サッと出してワンカット”の想定に合っており、短時間で不満なく撮れるのが99gクラスの価値。大風や高速移動の被写体は不得手なので、使いどころをわきまえると満足度が高いです。
ポイント
・99gで“無人航空機”規制外(=登録不要)※ただし場所ルール等は適用。
・AI追尾+2.7K/30fps+EISで旅行・Vlogの“実用”にハマる。
・不得手:強風・高速被写体・遠距離。屋外は無風〜微風推奨。
最短結論:AI追尾の安定 × 2.7K/30 が旅行・Vlogに最適
- AIビジョン追尾は認識が外れても停止・待機の挙動で“事故を生みにくい”。一方で風や距離の余裕取りは操作者の工夫が必要です。
- 2.7K/30fps+EISの映像はスマホやSNS用途に十分。手ブレの少なさと“構図の決まりやすさ(プリセット)”で歩き撮りの歩留まりが高いです。
本記事の読み方(比較→法令→運用の順で理解)
- まず本命:HOVERAir X1 Smartの実力と限界(追尾・画質・シーン)を把握。
- 次に**代替候補(GPS系含む)**を比較し、自分の使い方に合う方式を選択。
- **法令・マナー(100g未満でも適用される場所規制/プライバシー/技適)**を確認。
- **運用Tips(風読み・露出・音声)**で、同じ機材でも“撮れる画”を底上げします。
本命の理由|HOVERAir X1 Smart(99g)の実力と限界

まずは本命機の要点を表で整理します。
項目 | 内容 |
---|---|
重量 | 約99g(100g未満) |
追尾方式 | AIビジョン追尾(人物認識) |
主なプリセット | フォロー/オービット/リビール/ドリーズーム風 ほか |
動画 | 2.7K/30fps, 1080p/60fps(EIS) |
写真 | 高解像度スチル(自撮り用途想定) |
飛行時間 | 目安 約10分前後/本(環境・モード依存) |
想定シーン | 旅行・散歩・屋内セルフィー・短距離ジョギング |
取り回し | 電源投入→プリセット選択→自動離陸の“時短撮影”が得意 |
追尾精度とプリセット(フォロー/オービット/リビール等)

- フォロー:後方/斜め後ろから被写体を追い、手堅く“使える画”になる頻度が高い
- オービット:被写体を中心に円を描くように旋回。無風~微風・広めのスペースで効果的
- リビール:後退しながら背景を開く“映える”定番。障害物の少ない場所で
- 認識が外れた際は停止~再認識を待つ挙動が基本。速度/距離を攻めすぎない運用が安定のコツ
画質・手ブレ・飛行時間の現実値

- 2.7K/30はディテール感と編集耐性のバランスが良好。1080p/60は動き重視
- EISで歩き撮りの“揺れ”を軽減。ただし強風・高速被写体は不得手
- 飛行時間は約10分前後が目安。**ショット設計(場所→構図→プリセット)**で無駄フライトを減らす
使えるシーン:歩き撮り/短距離ジョギング/屋内セルフィー

- 歩き撮り:スローペースの移動+近距離追尾が最も成功率高い
- 短距離ジョギング:ペースは控えめ、顔の向き/服のコントラストで認識補助
- 屋内セルフィー:風の影響が少なく、プリセット一発撮りが強い
代替候補|100g以下で“追尾体験”できるモデルまとめ
“AI追尾=X1”が王道ですが、100g未満で“追尾体験に近い自動撮影”を試したい人向けの選択肢もあります。
Holy Stone HS156(〜99g):GPSフォローミーの前提と注意点

GPSでスマホ位置を基準に“フォローミー”する入門向け。屋外前提で、スマホのGPS精度や環境(建物・樹木)に影響されやすい点は理解が必要。
項目 | 内容 |
---|---|
重量 | 約99g |
追尾方式 | GPSフォローミー(スマホ位置依存) |
動画 | 1080pクラス |
飛行時間 | 約14分/本(同梱数により合計時間は増加) |
操作距離(目安) | 数十~100m台(環境依存) |
想定シーン | 屋外の“追尾体験”入門(風弱し/広い場所) |
注意点 | 風・GPS精度・リターン挙動の予備理解が必須 |
使い方のコツ:
- ホームポイントとRTH高度を事前設定
- 風速目安 3–4m/s以下で、広い場所を確保
- 被写体は直進・低速に。急な方向転換はロストの原因
参考記事
下の記事で詳しく紹介しています↓
>>【100g未満】 Holy Stone HS156 ドローンレビューと口コミ総まとめ
そのほか100g未満の自動飛行系:ショートプリセット中心の位置づけ
100g未満では、数秒~十数秒の“オートショット”(上昇→後退→パン等)を自動実行する“セルフィー寄り”モデルも存在。“追尾し続ける”というより“短い型撮り”として使うのが前提です。屋内や観光地の人いない時間帯で、一発撮りに向きます。
【要注意】AirSelfie AIR NEOの扱い方

超軽量セルフィー特化という魅力
- 約50g台の超軽量。顔認識やフレーミング自動調整で、手ぶらでも短尺のオートショットを撮りやすい
- 折りたたみ不要の薄型でポケット携行性が高い。“数テイクをサクッと”に向いた設計
技適なし濃厚につき国内利用は要確認(電波法の基本)
- 国内で無線機能(Wi-Fi/BLE等)を使う機器は技適マークが必要です
- 技適未確認の製品は屋内でも電波法の適用対象になり得ます
- 購入前に技適の有無を確認し、不明・なしの場合は国内利用を控える判断が安全です
どうしても選ぶ場合のチェックリスト(表示確認/販売元/周波数)
- 本体・パッケージ・取扱説明書の技適マーク表示
- 販売元の国内正規流通か(サポート/表記整合)
- 使⽤周波数帯(2.4GHz等)の適法性・出力
- ファーム更新で無線仕様が変わっていないか
- 「旅行先での使用」も現地の法規を確認
方式比較|AIビジョン追尾 vs GPS追尾(100g以下での向き不向き)
項目 | AIビジョン追尾(例:X1) | GPS追尾(例:HS156のフォローミー) |
---|---|---|
追尾の要件 | 被写体の見た目を認識 | スマホ位置を追う |
強み | 屋内◎/構図が決まりやすい/プリセット豊富 | 直進の屋外移動で距離を取りやすい |
弱み | 風・逆光・被写体ロストに弱い | GPS精度・環境に依存/屋内不可 |
画づくり | “映える定型ショット”が得意 | 単純な追従画が中心 |
初心者適性 | 高(プリセット主導) | 中(設定と場所選びが重要) |
100g未満適性 | 高(近距離ショット) | 中(風・環境の影響が大) |
屋内◎のAI追尾/屋外前提のGPS追尾
- AI追尾:屋内~人の少ない屋外で“短距離×低速”に強い
- GPS追尾:屋外で広いスペースを確保し、直進・低速なら安定しやすい
風・被写体ロスト・距離のリスク管理
- 風速3m/s以下を目安にし、逆風では無理をしない
- 被写体は単純な動きに限定(直進/ゆるいカーブ)
- **見通し線(LOS)**を確保し、即中止の判断を徹底
法令・マナー|100g未満でも守る3点
航空法“対象外”でも適用される場所ルール
- 100g未満は無人航空機の登録対象外でも、公園・施設の個別ルールや私有地の許可は必要
- 小型無人機等飛行禁止法や各自治体の条例は重量不問で適用されるケースあり
プライバシーと施設規約
- 人物・住宅が映る撮影は十分な配慮と同意を
- 商業施設・観光地は撮影NGや時間制限がある場合が多い。掲示や案内を事前確認
技適の確認手順(本体・箱・取説・DB)
- 本体に技適マークが印字/刻印されているか
- 箱・取説に対応型番と技適番号の明記があるか
- 総務省の技術基準適合証明データベースで型番検索し、表示と一致するか
- 表示が曖昧な場合は国内利用を見送る判断が安全
撮れる画を底上げするコツ
風読み・背景処理・距離設計
- 風速チェック(体感で迷うなら中止)。建物の風下に近寄らない
- 背景のレイヤー(前景→自分→奥行き)を意識して“情報量のある画”に
- 距離は近く、速度はゆっくり。斜め後ろからのフォローは失敗が少ない
音声は別録り/露出とブレのコツ
- 本体音や風切りを避けるため、音声はスマホ/ピンマイクで別録り
- 晴天は露出オートに任せず、明暗差の少ない向きで撮る
- 夕方はISO上がりすぎ→ノイズ増に注意。短尺でキメるのが成功パターン
よくある質問(FAQ)
自動 追尾 ドローン 100g 以下でジョギング撮影は現実的?
短距離・低速なら現実的。AI追尾機(X1)は被写体の服色コントラストや近距離が効きます。強風・人混み・夕暮れは難易度が上がるため回避を。
技適不明機は屋内だけならOK?
屋内でも電波法の適用対象になり得ます。技適未確認の機器は国内使用を避けるのが安全。購入前に本体・箱・取説・DBで確認を。
紛失防止とリターン挙動の限界
100g未満は風に流されやすく、**RTH(自動帰還)**がない/限定的な機種もあります。離陸地点の選定・距離を伸ばさない・無風運用を徹底してください。
まとめ|本命はHOVERAir X1 Smart/AIR NEOは“注意書き前提”でサブ紹介
- 本命:HOVERAir X1 Smart(99g)。AI追尾×2.7K/30で旅行・Vlogの即戦力
- 代替:**HS156(〜99g)**のGPSフォローミーで“追尾体験”。屋外前提の割り切りが鍵
- AIR NEO:超軽量セルフィーとして魅力はあるが、技適なし濃厚のため国内利用は要確認
- 100g未満は風・距離・場所ルールを守って“短尺で仕留める”。これが失敗しないコツです