トイドローンやDJIのドローンは、機体と一緒にプロポ(送信機)がついてくる場合がほとんどですが、5.8Ghzの周波数を使いFPVゴーグルに映る映像を見ながら飛ばす、マイクロドローン(FPVドローン)にはプロポはセットでついてきません。
ですので、ドローンの他にプロポを用意する必要があります。(送信機、FPVゴーグル、プロポセットの商品もたまにあります)。
今回はFPVドローンに必要なプロポを紹介していきます。
それと記事の最後に、初心者におすすめしたいプロポを選んでみましたので参考になれば幸いです。
上にも記載しましたが、機体と送信機の他にもにFPVゴーグルも必要です。5.8GhzFPVゴーグルは下の記事でまとめています↓↓
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※タイトルにドローン用と記載していますが、この記事ドローン以外のラジコンなどにも使用できます。
マイクロドローンの送信機【プロポの選び方】
- 技適マークが印字またはシールが貼ってあるか
- 通信方式
- 外部モジュールが取り付けできるか
技適マーク
日本でドローンを飛ばすのなら必ず技適マークのついている送信機を選びましょう。
上の画像の記載されているのが技適マークで番号も記載されています。
技適マークのついていない送信機を使うと電波法違反になる場合もあります
昔は海外製品の送信機というと技適マークはついていないのが当たり前でしたが、2024年10月現在では、海外製品の安い送信機でも技適マークのついているものはたくさんあるので、選択肢は豊富になりました。
通信方式
マイクロドローンのプロポを選ぶときに考えないといけないのは通信方式です。
マイクロドローンにはレシーバーというプロポからの電波を受信する部分があります(上の画像にある結束バンドで止めている部分がレシーバーです。通信方式はS-FHSS)。
レシーバーによって受信できる通信方式がきまっているので、その通信方式に対応している送信機でなければドローンを操縦することができません。有名なところだと以下のような通信方式があります。
- ExpressLRS(ELRS)
- FrSky
- FUTABA(S-FHSS)
2024年10月現在、通信方式は「ExpressLRS(ELRS)」が主流になってきています。
レシーバーは交換することもできます
レシーバーは交換して送信機に合わせることもできます。
上のレシーバーは「Frsky XM+」で、Frskyから発売されている送信機や「マルチプロトコルの送信機」などと、バインドすることができます。
ドローンのレシーバーに合わせて、送信機を選んでもいいし、自分の好きな送信機をえらんで、レシーバの方を合わせてもOKです。
下で紹介しますが、マルチプロトコルの送信機を選べば、ほとんどのレシーバーとバインドさせることができます。
外部モジュールが取り付けできるか
外部モジュールをつける予定の方は、取り付けられるプロポなのか調べて購入しましょう。
BetaFPVの「ELRS Nano TX Module」は技適を取得して人気のある商品です。
また「マルチプロトコルの外部モジュール」を取り付ければ、いろいろなドローンとバインドさせることも可能です。
ちなみに技適なしのマルチプロトコルモジュールなら海外通販で販売されていました。
通信方式:ELRSのドローン用 プロポ
現在の最新のFPVドローンで使用している通信方式がELRSに変わってきているので、おすすめ品として内部モジュールの通信方式がELRSのプロポを紹介します。
Jumper T14
内部モジュールがELRSで技適の取得もできているプロポです。
価格が安く15000円程度で購入できるので、初めてのプロポとしてもおすすめできる製品です。
外部受信機の取り付けも可能。素材が少し安っぽい部分もありますが、コストパフォーマンスは良いと思います。
ジンバル部分の可動域を前後左右できるのもおすすめポイントです。
Jumper T15
Jumper T14のアップグレード版でモニターがカラー液晶でタッチスクリーン対応になっています。
価格は2万円は超えますが、内部モジュールがELRSで技適の取得もできています。
通信方式:マルチプロトコルのドローン用 プロポ
RadioMaster TX16S
マルチプロトコルで人気のあるプロポです。
おすすめポイント
- 大きなカラー液晶がつき
- 操作している感覚が自分好み
- マルチプロトコル送信機なのでいろいろなドローンを飛ばせる
- プロポの裏側には外部モジュールを取り付け可能
いまいちポイント
- OpenTXで設定がむずかしい(自分は送信機だけでモデルデータの作成をしています
- ちょっと重い
- 送信機のスティックが自分にはちょっと長い
ドローン用 フタバのプロポ
フタバ FUTABA T10J
日本のフタバのエントリーモデルの送信機です。
価格は26000円でそこそこしますが、日本語の説明書がついてきますし、日本語での使い方の解説動画なども多数あるので、初心者の方でもわりとかんたんに設定ができると思います。
レシーバーはR2000SBMとの組み合わせで使用していますが、バインド切れはほぼありませんし、とりあえず何も建物がない場所なら500mくらい余裕でいけます。
Mobla6などの内部レシーバーとの相性も悪くない気がします。
そこそこ距離が出せますし、バインド切れもおこりにくいです(距離を出せば内部レシーバーなのでバンド切れします。あくまで内部レシーバーにしては飛距離が出るという意味です)
おすすめポイント
- 日本製で保証期間1年がついてくる(海外製品も保証はついているのかもしれませんが初期不良ぐらいしかたぶん対応してくれないと思います)
- 説明書も日本語でかいてあるし、日本語での設定解説動画など多数あって初心者でも設定がかんたん
- だいぶ価格が安くなってきた(26000円くらい。paypayモールで購入すればキャッシュバックが5000円くらいあるので実質2万円くらいで購入可能)
- バインド切れがほとんどない(1年以上使用してい人からきいた話)
いまいちポイント
- 海外製品と比較すると高い
- レシーバーも高め(Frskyより高い。純正だと3000円以上する)
- フタバの通信方式のみ対応なので海外のドローンの場合レシーバーを変える必要がある場合も!(フタバの通信方式を選べるドローンもありますし、レシーバーを交換すれば対応できます)
- 外部モジュールは取り付け不可(改造すればできるかも?自分は詳しくないからわかりません)
FUTABA 送信機16IZ
おすすめポイントといまいち
おすすめポイント
- タッチパネル式でT10Jより高級感がある
- スティックが滑らか
いまいちポイント
- 高い(6万円くらい)
初心者におすすめのプロポ
とりあえずこの記事ではいろいろなプロポを紹介していきましたが、最後に初心者におすすめのプロポを紹介します。
※個人的な考えで初心者によさそうなプロポを選んでいます。あくまで参考程度にしてください
ELRSのプロポなら「Jumper T14」
価格が安いし内部モジュールがELRSで技適取得済みというところがおすすめポイントです。
マルチプロトコルのプロポなら 「RadioMaster TX16S」
- 内部モジュールはマルチプロトコルでいろいろな通信方式のドローンとバインドできる
- デザインが無難でそこそこカッコイイ
- 外部モジュールの取り付けも可能で、ロングレンジもできる「ELRS」も使用可能
- 後付けでスティックのぶぶん「高級ジンバル」に変更可能
ポイントを箇条書きで書くとこんな感じです。
最後に
この記事が少しでもプロポ選びの参考になれば幸いです。