4K動画の撮影ができる100g未満のドローンは、映像制作のクオリティ向上や携帯性、クリエイティブな撮影手法の可能性など、さまざまな魅力的な要素があります。
この記事では、4K動画の撮影ができる100g未満のドローンについて紹介していきます。
※2024年9月時点での情報です
4K動画が撮影できる100g未満のドローンの特徴
- 高画質な映像撮
- 100g未満のドローンの規制
- 強い風には弱い
- 100g未満で小型 狭い場所での撮影は得意
- 選べる機種がほぼない
高画質な映像撮影
4K動画の撮影ができる100g未満のドローンには、多くの魅力があり、映像制作や趣味での撮影においても人気があります。
100g未満のドローンは、コンパクトで持ち運びが容易な為、旅行やアウトドアアクティビティを楽しむ際に、その携帯性は大きな魅力です。
バックパックや小さなカメラバッグに収まるサイズのものが多く、飛行場所に行くまでの手間が少ないため、思いついた瞬間に撮影ができるという利点もあります。
さらに、登山やサイクリング、キャンプなどのアクティビティにおいて、普段は撮影が難しいような場所や角度からの映像を手軽に撮影できる点も評価されています。
これまで撮影が難しかったシーンや角度を、4K映像のクオリティーの高い撮影ができる点は、100g未満のドローンならではの大きなメリットです。
100g未満のドローンの規制
100g未満のドローンは模型飛行機になるので、国土交通省に登録したり、無人航空機の法律には該当しない為、100g以上のドローンと比較すれば、飛ばす場所が見つけやすいです。
ただ100g未満のドローンであっても土地の管理者の許可が必要になったり、その場所の条例により禁止されている場合があるので注意は必要です。
参考記事
100g以上のドローン(無人航空機)に該当するドローンのルールについては国土交通省のページで確認してください↓
>>無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール
強い風には弱い
100g未満のドローンは風に影響を受けやすいため、風の強い日には安定した飛行が難しいことがあります。
また、急に風が強くなると、操作が困難になる場合もあります。
外でのドローン撮影は風があまりない日に飛ばす必要があります。
100g未満で小型 狭い場所での撮影は得意
100g未満のドローンですので機体のサイズは小さくなります。
小さいという特性を使って室内での狭い場所での撮影は特に特性を発揮できます。
関連記事
100g未満の重量のおすすめドローンは下の記事で紹介しています↓
>>【2024年】100g未満 おすすめのドローン10選
選べる機種がほぼない
2024年9月現在、100g未満で4K動画の撮影ができる機種となると、完成機はほとんどありません。
私の知る限りでは、免許が不要の2.4Ghzの周波数で4K画質で撮影できる100g未満のドローンの完成機はありません。
アマチュア無線免許の取得や無線局の開局申請が必要になる5.8Ghz帯の周波数を利用するドロンを自分で自作。
そして機体をバッテリー込みで100g未満にして、取り外しのできる4Kカメラを搭載して撮影して飛ばすのが一般的です。
参考記事
ドローンに搭載するのに便利な後つけカメラは下の記事でまとめています。4Kで撮影できる小型のカメラも多数紹介しています↓
>>【ドローンにおすすめ】小型の後付けカメラ10選
Geprc tinygoレーシングfpvドローン
2024年9月現在、完成機で販売されている4K動画で撮影できるドローン「Geprc tinygo」です。
5.8Ghzの周波数でカメラからの映像をFPVゴーグルに飛ばして、ゴーグルに映る映像を見ながら飛行させるFPVドローンです。
アマチュア無線免許以上の資格と無線局の開局が必要になります。100g未満のドローンですので機体の登録は必要ありませんが、今からドローンを始める方にとっては少しハードルのあるドローンです。
自作で100g未満4Kドローンを作る
上で紹介した「Geprc tinygo」にも使われている「Caddx Loris FPV」というカメラを使ってえば100g未満4Kドローンを自作することもできます。
映像をFPVゴーグルに5.8Ghzの周波数帯で飛ばすので、無線免許や開局申請は必要になるのでハードルは少し高いですがなかなか綺麗な映像で撮影する事ができます。
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FPVドローンを飛ばすのに必須!おすすめのFPVゴーグルは下の記事で紹介しています↓↓
>>【2024年最新版】5.8GhzおすすめのFPVゴーグル8選
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FPVドローンを飛ばすのに必須!おすすめのプロポは下の記事でまとめています↓
>>ドローン用 プロポの選び方とおすすめ品を紹介
剥きプロなどの軽量カメラを搭載する
またバッテリー込みで100g未満のドローンを自作して、4Kで撮影できるカメラを搭載するのもひとつのやり方です(2024年9月現在は、この方法で100g未満のドローンで映像を撮影している方がおおいです)。
これは自作ドローンに「剥きプロ」というGoProを分解して軽量カメラをのせてる画像です。
カメラ込みで160gになっていますが、カメラ重量が35gくらいあったので、バッテリー込みのドローンだけの重量は130gくらい。ドローンのサイズはもっと軽量にも作れるので100g未満のドローンを作ることも可能です。
4K動画が撮影できる100g未満ドローンについての総括
- 無線免許不要な2.4Ghzの周波数帯で、100g未満の4K動画が撮影できるドローンは自分の知る限りではない
- 無線免許と開局申請は必要だけど5.8Ghz帯のドローンなら完成機も売っている
- 自作ドローンで4KFPVカメラを搭載して作る手法もある
- 100g未満のドローンを自作して、軽い4Kのカメラをドローンの上に乗せて飛ばす方法が一般的
- 100g未満なら無人航空機法律に該当しない為、登録は不要だけど、どこでも飛ばしていいわけではないので注意が必要
※2024年9月時点の情報です。