今回は屋外でドローンを飛ばす時に便利なアイテム「ポータブル電源」の選び方と、おすすめ品を紹介します。
ドローンを屋外で充電できるポータブル電源の選び方
- 容量の確認をする
- 波形の確認
- 出力の確認
容量の確認をする
まずは容量を確認しましょう。
充電したいバッテリーが小さいものでしたらそこまで気にする必要はありませんが、大きめの容量のバッテリーを充電したいならそれなりの容量があるポータブル電源を購入する必要があります。
マイクロドローンや200g未満の3インチ機くらいのドローンに使用できるバッテリーを充電する程度なら、50000mAhくらいのポータブル電源でも十分ことたりますが、5インチ機に使用される1500mAhくらいのリポバッテリーやDJIのMavicなどの容量のバッテリーとなると50000mAhくらいだと少したりないくらいだと思います。
ちなみに私の環境で「40800mAh」のポータブル電源でバッテリーを充電したところ6s1550mAhのリポバッテリーは5~6本
Mavic Air2の場合2本程度のバッテリーを充電することができました(残量によって変化すると思いますので、充電本数は参考程度にしてください)。
使用したバッテリー充電器はこちら↓
詳しくは下の記事で紹介しています↓
なので、5インチ機や、DJIの上位機種のバッテリーを充電したい方は「100000mAh」くらいの容量のあるポータブル電源を購入した方がいいと思います。
波形の確認
ポータブル電源には2種類の波形があります。
- 正弦波
- 矩形波
家庭用のコンセントは「正弦波」。
ですので、合わせて「正弦波」のものを購入しましょう。
ちなみに「矩形波」のもので充電をしたことはないので、結果はどうなるかはわかりませんが「充電できない」などの症状になるかもしれません。
出力の確認
ポータブル電源の出力は必ず確認しましょう。
200W以上の出力があれば、ドローンの充電に関しては問題ないかと思います。
ただポータブル電源のポートを2個同時に使用して、まとめて充電したい場合だと200W出力を超えてしまいエラーなどが出てしまうかもしれません。
あくまで200Wは1個のポートを使って充電する場合の例です。
使用ワット数は、ドローンの充電器によって違ってきます。
DJI製品の場合100W以下のものがほとんどなので、200Wあれば同時でポータブル電源のポートを2個使用しても大丈夫な計算ですね。
ちなみに自分のFPVドローンの充電に使用している「HTRC T240 DUO」の場合150W必要になりますので200W出力までしか対応していないポータブル電源の場合、2個この充電器をつないで使用はできない計算になります。
屋外でドローンのバッテリーを充電した時の使用例
とりあえず自分の購入したFlashFish ポータブル電源 のポータブル電源を例にあげて、どのくらいのバッテリーが充電できるか紹介します。
[box02 title="FlashFish ポータブル電源のスペック"]
AC定格出力:200W
AC瞬間最大出力:250W
容量:40800mAh
[/box02]
かんたんにスペックをのせましたが、このポーターブル電源の場合、200Wまでの家電に使用できることになります。
FPVドローンのリポバッテリー充電用に使用するなら、リポバッテリーの充電器の消費電力をみる必要もあります。
まぁ200Wあればほとんどのリポバッテリー充電器に使用できると思います。
このポータブル電源の容量は「40800mAh」で1550mAhのバッテリーを残量2割程度から6本ほど充電することができました。
価格が13000円くらいで容量の少ないポーターブル電源ですので、この程度の本数しか充電できませんでしたが、容量が2倍くらいの「100000mAh」くらいのものを購入すれば12本充電できる計算になります。
ドローンの充電用ポータブル電源のおすすめ品
FlashFish ポータブル電源 40,800mAh
容量 | 40,800mAh |
---|---|
最大W数 | 200W |
サイズ | 20.8 x 11 x 15.5 cm |
重量 | 1.85kg |
ポート数 | 7個 |
マイクロドローンや、200g未満の3インチ機くらいのバッテリーを充電するなら、自分も持っている「FlashFish ポータブル電源」がおすすめ。
「40800mAh」もあれば、マイクロドローン(300mAh)程度なら20本以上、3インチ機くらいのリポバッテリー(650mAh)なら10本以上、充電できる計算になります。
1550mAhのリポバッテリーでは使い切ったことがありますが、マイクロドローンや、200g未満の3インチ機くらいのバッテリーでは実際には使い切ったことがないので計算上での本数になります。
こちらのポーターブル電源の魅力は価格が安く13000円くらいで購入できるところです。
最大出力が200Wなので、キャンプなどで他の家電などに使用したい時は別のものを購入しましょう。
詳しくは下の記事でレビューしています↓
NXONEPRO ポータブル電源 140400mAh/520Wh
容量 | 140,400mAh |
---|---|
最大W数 | 500W |
サイズ | 40.2 x 28.4 x 28.1 cm |
重量 | 7.71kg |
キャンプや震災などの緊急時にも使用するなら「NXONEPRO 140,400mAh」のポータブル電源が魅力的だ思いました。
コスパが非常にいいです。
500Wなので、いろいろな家電に使用できます(家電の定格出力という部分をみれば使用W数が書いてあります)
しかもかなり大容量なのでドローンの容量の大きいバッテリーでも何本もバッテリーの充電が可能です。
価格は4万円くらいと少しあがりますがコスパは悪くないと思います。
重量が重たいのがイマイチポイント。
Anker PowerHouse 120,600mAh
容量 | 120,600mAh |
---|---|
最大W数 | 400W |
サイズ | 20 x 16.5 x 14.5 cm |
重量 | 4.2g |
人気のメーカー「Anker」のポータブル電源。
人気のブランドということもあり、安心感があります。
デザインもかっこいいのですが、価格が少し高くなるところが考えどころ。
suaoki S670 ポータブル電源 200,000mAh
容量 | 200,000mAh |
---|---|
最大W数 | 500W |
サイズ | 35 x 17 x 23.5 cm |
重量 | 7.85kg |
200,000mAhの大容量バッテリーです。
とにかく容量が大きいものが欲しい方にはおすすめ。
最後に
屋外でドローンのバッテリーの充電ができるようになれば、バッテリーを購入して本数を増やさないでも充電して、何パックも遊ぶことが可能です。
災害などの時におこる停電時にも使えますので、いろんな意味で家に一台は置いておくと便利ですよ。
この記事がポータブル電源選びの参考になれば幸いです。