Hubsanから「ZINO PRO +」の日本版がついにAmazonで発売開始されました。
海外バージョンの「Hubsan ZINO PRO +」はFPV(wifi)が5.8Ghzで少し前から販売されていたのですが、日本版はFPVを2.4Ghzに変更して、さらに技適も取得しています。
今回は「Hubsan ZINO PRO +」をレビューしていきます。
いまのところ正規販売店は「JYZ&drone」のみだと思います。
他のお店だと技適や周波数関連についてはわかりませんので、購入を検討している方はAmazon「JYZ&drone」でお願いします。
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ブログを読んでくれた方からZINOの最高到達高度について、質問がありましたので、ここにも記載しておきます。
メーカーから回答があり、最高到達高度は500mとのことです。
【日本版】Hubsan ZINO PRO + H117P-J スペック
カメラ | カメラセンサー Sony 1/3 inch CMOS 画像チップ Ambarella A12S レンズ画角 80° 焦点距離 24-48mm 絞り値 F2.2 ISO 感度 100-3200 シャッター速度 1/8000 - 1/30 |
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動画 | 4K:3840*2160 30fps 2.7K:2704*1520 30fps 1080P:1920*1080 30/60fps 720P:1280*720 30/60/120fps 動画フォーマット MP4 / MOV(H.264/MPEG-4 AVC) 動画最大 ビットレート 60Mbps |
静止画 | 静止画解像度 4:3 (4192x3072) 16:9 (3840x2160) 静止画フォーマット JPEG |
重量 | 792g |
伝送距離 | 2000m 最高到達高度:500m |
飛行時間 | 39分 |
対応 SD カード | U1 またはクラス 10 以上の 16G/32G/64G/128G |
バッテリー | 5000mAh 11.4V(3S) 重量:277g 電力:57Wh |
ジンバル | 画像安定化システム 三軸メカニカルジンバル ピッチ -120° ~ +30° ロール -30° ~ +30° 見出し -30° ~ +30 操作可能範囲 ピッチ:-90° ~ 0° |
操作モード | モード1/モード2の切り替えが可能 |
機体のサイズ | 折りたたみ時:L19.8*W10.4*H9cm 展開時:L31.5*W25.2*H9cm |
最高時速 | S モード:10m/s N モード:8m/s |
技適番号 | 機体の技適番号:216-200014 送信機の技適番号:216-200015 |
価格 | バッテリー2本、キャリングケース付きは49,988円 バッテリー1本スタンダードは41,988円 |
その他の機能 | ・GPS内蔵で自動追尾機能 ・ホーム・トゥ・リターン ・ウェイポイントモード などいろいろな機能あり |
※メーカー様からいただいた資料をもとに作成しています。
メーカー様からのインフォメーション
メーカー様から2点ほどインフォメーションしてもらいたい。と言われましたので、レビューした内容を紹介する前にお知らせいたします。
Zino Pro Plusの外箱について
初期のロットに関して。中身は日本仕様のZino Pro Plusが入っていますが、外箱はZino Proのものが使用されているようです。初期のロット後の、外箱は日本仕様のZino Pro Plusの外箱に変更されるようです。
2.4Ghz仕様ですので電波の干渉にご注意ください
- Zino Pro Plusの日本仕様は発信電波が2.4Ghzを使用しているため電波の干渉を起こしやすい
- 電波の干渉を起こしやすいので、他の2.4Ghzのドローンと同時にフライトさせないでください
- 飛行場所に他の2.4Ghzのドローンがフライトしている場合は100m以上の距離をとってください
メーカー様からのインフォメーションは以上です。
【日本版】Hubsan ZINO PRO + レビュー
初期のロットですので外箱はZino Pro。
【日本版】Hubsan ZINO PRO + のセット内容
- 機体本体 × 1
- 送信機 × 1
- スマホと送信機の接続ケーブル × 3
- 予備プロペラ(1機分) × 2
- バッテリー × 2
- 専用バッグ × 1
- USBケーブル × 1
- インテリジェント充電器 × 2
- バッテリーとバッテリーの接続ケーブル × 2
- アダプター(日本仕様) × 1
- プロペラ補助工具 × 1
- 日本語説明書 × 1
※49980円のバッテリー2個セットの内容はこんな感じです。
収納ケース
収納ケースの前面にはHubsanの文字とロゴが入っています。
画像だと少しわかりにくいですが、ここにも収納があります。
microSDのケースなどを入れるのにちょうど良さそうです。
バックの両サイドにはメッシュ収納あり。
機体
機体は折りたたみ時で手のひらより少し大きいくらいです。
広げるとアームが長くて大きいですね!
前から見て右側面にはmicroSD差し込み口と、USBの差し込み口があります。
USBの差し込み口は充電のポートではなく、メーカーのメンテナンス用のポートになっているようです。
パート2鉄板さんの動画で知りました。
間違えて差し込まないようにしてくださいとのことです。
※すいません自分は充電用のポートだとてっきり思っていました。
反対側には技適シールがはってありました。
バッテリーは上の親指の部分を押しながらスライドさせて脱着します。
カメラのジンバル部分はこんな感じです。
送信機
送信機はこんな感じで、
アンテナは折りたたみ式。
裏側には技適マークの記載あり。
送信機の側面にはバッテリーの充電とスマートフォンと接続するための共通のUSBポートがあります。
スマホホルダーは下側にあり。
Hubsan ZINO PRO + フライトレビュー
価格を考えれば100点満点をつけたいところですが、良かったポイントと、その他気になったポイントにわけて紹介します。
とりあえずバッテリー2本分飛ばした感想です。
Youtubeに空撮映像をアップしました。
8:43秒あたりからです。
良いと思ったポイント
長時間飛行が可能
バッテリーは5000mAh 11.4V(3S)の大容量で飛行時間は最大39分。
実際に飛ばしてGoProの録画時間で計測していたのですが、バッテリー残量20%ぐらい残した状態でのフライト時間は30分を記録することができました
そこそこ最大スピードで飛ばしたり、録画したりフォロミーモードをやったり普通に飛ばして30分いけたので、飛ばし方によっては39分いけそうです。
自分はそこまで連続で飛ばす必要があるような状況になることはありませんが、ロングフライトが必要な方にはかなり良いと思います。
また、インテリジェント充電器を装着したバッテリーを、モバイル充電器として使用可能です。
ジンバル付きの映像はやっぱり綺麗
ジンバル付きの映像はブレがなくてやっぱり綺麗です。
さすがに20万円くらいするD社のドローンと比較してしまえば負けてしまいますが、価格がスタンダード版なら4万円くらいで購入できるのでコスパ的にはかなりいいと思います。
機能が豊富
まだすべての機能を試してはいないのですが、5万円以下で購入できるドローンとは思えないほどいろいろな機能があります。
とりあえずフォロミーモードや「クリエイティブビデオ(DJIだとクイックショットと呼ばれている機能)」を試してみたのですが、それ以外にもたくさん機能があります。
ウェイポイントフライトモード
実際にためしてみましたが精度は良さそうです。
目視飛行内でしかやっていませんが、いい感じで自動飛行してくれました。
以下、まだ試していない機能↓
レイラインフライトモード
「レイラインフライトモード」とはスタート地点から設定した方向に向かって均一速度で直線的に飛行する機能。
飛行中手動で写真やビデオを撮影できるみたいですね。
サラウンドフライト
機体の現在の位置、またはモバイルデバイスの位置を中心に、サラウンド(円周状)にフライトする機能もついています。
ハイパーラプス動画
ハイパーラプス動画も作成可能。
ハイパーラプス撮影ではフリー(手動操縦)またはサークルフライトの2種類を選択できるみたいです。
パノラマモード
スフィア(球状撮影)/180°/垂直/広角の 4 種類のパノラマ撮影ができます。
機体着陸パッド検索機能
機体が着陸態勢に入り地上から約 10 メートルの高度に達すると、機体着陸パッドを自動
的に検索してくれる機能がついているようです。
気になったところ
FPVの映像が少し乱れる時がありました
メーカーの方でも言っていたことですが、2.4Ghzのwifiですので電波の干渉がしやすいとのことです。
今回フライトした場所はドローン練習場で、他にドローンを飛ばしている方が近くにいたのが影響したのか、FPVの映像が少し乱れる時がありました。
今のところ違う場所、2箇所で飛ばしてみましたがどちらもFPVの乱れはやっぱり起こります。
まぁ価格を考えれば仕方ないことだと思いますけどね。
プロペラが映り込み場合がある
カメラの角度をいちばん上に向けている状態で急旋回など、いっきに大きな動きをするとプロペラが映り込む場合があります。
ちなみにゆったり旋回するくらいなら映り込みません。
Hubsan ZINO PRO + H117P-J 注意点
何回かフライトして気づいたことや注意点を紹介します。
機内モードにして飛ばす
フライト時は機内モードにして飛ばした方がいいです。
僕の場合スマホはiPhone Xを使用しているのですが、フライト時に「このコンピューターを信頼しますか」のポップアップがスマホ画面に頻繁にでる現象がおこりました。
機内モードで飛ばすことにより改善されています。
スマホと送信機の接続部分の確認
スマホとの接続がいきなり切れることがあるなら、スマホと送信機の接続部分を確認するといいです。
長年使用することによりホコリなどがつまって、接触不良を起こしている場合があります。
メモリーカード
マイクロSDカードは「U3規格」のものが推奨になっています。
機体に入れるて本体とアプリを起動すると、マイクロSDカードのフォーマットのポップアップ出て、フォーマットと速度のチェックをしてくれます。
【日本版】Hubsan ZINO PRO + H117P-J は技適ありドローン
技適を通しているか気になる方もたくさんいるかと思いますが、今回の「Hubsan ZINO PRO + H117P-J」は送信機、機体とも2.4Ghzで技適マークもちゃんと入っているとのことです。
機体の技適番号:216-200014
送信機の技適番号:216-200015
総務省の技適取得のページで確認することができます。
YouTubeでもレビューしています
こちらは開封レビュー動画↑↑
最後に
FPV映像の乱れが少し気になるところでもありますが、コストパフォーマンスはかなり良いドローンです。
フライト場所を変えてみれば変化があるかもしれませんので、その時はまたブログに追記したいと思います。
いまのところ正規販売店は「JYZ&drone」のみだと思います。
他のお店だと技適や周波数関連についてはわかりませんので、購入を検討している方はAmazon「JYZ&drone」でお願いします。