今回は「Fat Shark Attitude V5」の後継機、「Fat Shark Attitude V6」をレビューしていきます。
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5.8Ghz FPVゴーグル Fat Shark Attitude V6 スペック
瞳孔距離の調整(IPD) | 54〜74 mm 調整範囲:+2 to -6 |
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FOV | 記載なし(極端に狭い以外は個人的にはあまり気にする必要もない気もします。ただタイニーフープ系の室内レースの時には広い方がいいのかも。レースをやったことがないのでわからない) |
内臓録画機能 | あり |
焦点距離の調整 | あり:+2 〜 -6 |
解像度 | 1280 X 960 |
サイズ | 169.2 x 80 x 45.5 mm |
重量 | 199g |
マイクロSD | 32GB 録画時のフレームレートは30fps(DVR機能で録画される映像は容量が小さいのでこのくらいでも十分です) |
価格 | 35000円前後 |
5.8Ghz FPVゴーグル Fat Shark Attitude V6 レビュー
まずは開封レビューからしていきます。
こちらは外箱。今回は箱つぶれなしでいい感じ。
Fat Shark Attitude V6 セット内容
- 1x Fat Shark Attitude V6 FPV Goggles
- 1x Carry Case
- 1x 18650 Headset Battery Case (batteries not included)
- 1x True Diversity OLED Receiver already installed in the headset
- 2x Patch Antennas
セット内容はこんな感じです。
ヘッドバンドとフェイスパットは最初からFPVゴーグルに装着されていました。
予備のフェイスパットもあります。
付属のアンテナはパッチアンテナのみ
アンテナはパッチアンテナ2個です。
片方は普通のアンテナでもいい気がしますが、パッチアンテナの方が受信感度がよくなるんでしょうか。
そこまで詳しくないのでそこら辺はわからんですけど、
もう先にいっちゃいますけど、片方普通のアンテナにした方が飛距離を出した時のノイズは少なかったです。
あくまで自分の環境でのテストになりますが....
記事の下の方にフライト比較動画を埋め込んであるので、気になるかたは動画を視聴してみてください。
microSDの差し込み口
マイクロSDの差込口は「Fat Shark」お決まりの位置にありました。操作方法もFat Sharkお決まりのやつで、DVR長押しで録画待機モード。
そのあと、ボタンを押せば録画が開始されます。
重量はめっちゃ軽い
重量は199gでちょっと前に発売された「Eachine EV300O」や「SKYZONE SKY04X」なんかより軽い仕様になっています
「Eachine EV300O」や「SKYZONE SKY04X」260g〜270gくらいでそれより軽いということは、顔にかかる負荷が少なく長時間使用していても疲れなそうです。
持った瞬間軽い!!って感じがしました。
HDO2より7g軽い仕様になっています。
もった感じでももっと軽い気がするので、あとで実際に秤に載せて重量も計測してみようと思います。
「SKYZONE SKY04X」の詳しいスペックは下の記事で紹介しています↓
「Eachine EV300O」は下の記事で実機レビューをしています↓
焦点距離の調整あり
前の機種「Attitude V5」はついていなかった焦点距離の調整がついています。
視力の悪い方や老眼の方でもジオプターレンズなしで使うことができるのは嬉しいところです。
解像度が高いけど画面が暗い
解像度は「1280 X 960」。
これは5万円クラスのFPVゴーグルと変わらない解像度です。
だけど....実際に見える画質については解像度はよくても、、、、あまり綺麗ではありませんでした。
解像度は高いのかもしれませんが、色合いが暗いです。コントラストや明るさを調整してみたのですがくらい。
ちょっと前にレビューした「SKYZONE Cobra X」の方が映像は綺麗です。
>>FPVゴーグル SKYZONE Cobra S/ Cobra X レビュー
マニュアルにはOLEDの文字があったのですが、英語を翻訳しただけなので勘違いかも。
まぁどっちにしても映像は色鮮やかな感じではありません。
あとでディスプレイに飛んでくる映像をうまく写真で撮れたら載せます。
マニュアルに記載されていたことを翻訳↓
ATTV6の最も強力なカスタマイズツールの1つは、実際のOLEDパネルとドライバーを最も好みのパフォーマンスパラメーターに調整する機能です。デフォルト設定で数回のフライトをお勧めしますが、経験豊富なパイロットは、表示をカスタマイズするためにすぐに調整を開始することをお勧めします。
完全な画像設定メニューにアクセスするには、ディスプレイの5方向スイッチを2秒間押し続けます。画像設定メニューが画面に表示されます。次に、5方向スイッチを使用して画像設定を調整します。ジョイスティックを上下に動かすと、設定カテゴリ間を移動し、右または左を押すと、カテゴリが増減します。電力以外のすべての最大設定は20です。電力の最大設定は100です。
調整できる設定は、コントラスト、明るさ、シャープネス、彩度、パワーです。最初の4つの設定は、標準の表示設定です。電力は、OLEDパネルに供給される実際の最大電力です。これを増やすと、パネルの光エネルギーが実際に上がります(したがって、白が明るくなります)。これは、消費電力を大幅に増加させる可能性があるため、バッテリーの寿命に悪影響を及ぼします。バッテリー寿命の理由から、OLEDの電力設定を75以下に保つことをお勧めします。
Fat Shark Attitude V6 マニュアル
ネット上にマニュアルがアップされていましたので、リンクを貼っておきます。
購入を検討している方はチェックしてみるといいと思います。
カスタマイズ
ATTV6には、個々のパイロットに合わせてカスタマイズできる多くの機能があります。このレベルのパーソナライズには、個人ごとに適切に設定するための相互作用が必要です。以下のトピックは、ATTV6を調整する際に注意すべき項目です。
入力電力:
ATTV6はレガシーモードで出荷されます。 7〜13V(2Sまたは3S)電源を電源ポートに接続すると、ATTV6は自動的に電源がオンになり、電源が取り外されると電源がオフになります。このモードでは、短く押すと、電源ボタンがファンのオンとオフを切り替えます。ボタンを押し続けると、ATTV6は継続的にビープ音を鳴らして、ヘッドセットがレガシーモードにあり、ゴーグルの電源が切れないことを通知します。
必要に応じて、入力電源を変更して、電源ボタンを使用してヘッドセットのオンとオフを切り替えることができます。これを行うには、以下に示すように、拡張ベイドアを取り外し、電源モードジャンパーをレガシーモードからボタンモードに移動する必要があります。
またまたマニュアルをgoogle翻訳。
受信モジュール部分をはずして、ハンダ部分を短絡させればカスタマイズ可能。
たぶん電源のON/OFFができるようになるんじゃないのかと(たぶん)
Fat Shark Attitude V6 とHDO2の録画映像比較
動画の最初は「RunCam Hybrid 4K」カメラ、後半はFOXEERの1000か1200TVLくらいのFPVカメラで比較しています。
前半RunCam Hybrid 4Kカメラの機体はVTX出力200mW。
後半はFOXXERの1000TVLのカメラの機体はVTX出力800mWで飛ばしています。
まとめ
最後に「Fat Shark Attitude V6」のおすすめポイントといまいちなところをまとめてみます。
おすすめポイント
- 焦点距離の調整ができるFPVゴーグル(3万円台だと他には焦点距離が調整できるものは少ないです)
- Fat Sharkというブランドのゴーグルを持っているという所有感(人によってです笑。自分はわりとブランド力に弱いです)
- 重量が軽いので顔への負担が少ない
いまいちポイント
- 解像度は高いけど映像が暗くて色鮮やかではない
- アンテナを変えれば少しは改善されるが受信レベルはそこまで高くない(DVR録画ではノイズ入りまくりですが、実際に見える映像はあれよりはマシでした。)
このFPVゴーグルを買うなら個人的にはあと1万円だして「SKY04X」を買うことをおすすめします。
PS:ただ、3万円代で焦点距離調整できて、そこそこ普通には映像見えるんで決して悪いゴーグルではないです。Fat Sharkということで期待していたけどそこまでよくはなかったという感じです。
SKYZOON SKY04Xのレビュー記事はこちら↓