今回は初心者におすすめの「マイクロドローン」「プロポ」「FPVゴーグル」を紹介します。
この記事ではマイクロドローンを始めるにあたり、最初に購入する時に初心者におすすめしたセットを紹介しています。
マイクロドローンとは?
この記事で紹介する「マイクロドローン」とはFPVゴーグルを装着して飛ばす100g未満のドローンのことを言っています。
マイクロドローンの定義は特に決まっていません(たぶん)。なので人によってマイクロドローンと呼ぶ機種やサイズは変わってきます。
人によっては「中華フープ」「tiny-whoop(タイニーフープ)」なんて言ったります。
遊び方も様々で、室内や屋外でドローンのレースをしたり、空撮機として綺麗な映像を撮影してYoutubeにアップしたりする人もいます。
それと100g未満のマイクロドローンでも重量が20g程度の「剥きプロ」なら搭載することができて、4K画質で撮影することもできます。
それ以外にもinsta360goも重量が軽いです
マイクロドローンを飛ばすには免許と開局の手続きが必要になります
この記事で紹介している、マイクロドローンは基本的にFPVゴーグルを装着してドローンから飛んでくる映像を見ながら操縦して飛ばします。
ドローンから5.8Ghz帯の電波を使用して映像がFPVゴーグルに飛んできます。
飛ばすドローンは5.8Ghzの電波を使用していますので、アマチュア無線免許の取得と、無線局の開局手続きが必要になります。
免許や開局について詳しくは下の記事で紹介しています↓↓
免許や開局はそこまで難しくはありませんがお金と時間が少しかかります。
今から始めようとしたら最短でも3ヶ月くらいはかかるでしょう。
でも始めてみるとめっちゃ楽しいのでおすすめです!
僕は下の動画をみて「自分もやってみたい!!」と思い、始めました。
(「オンナノコズ:"Onnanocos" × Micro Drone)
初心者におすすめのマイクロドローン、送信機、FPVゴーグルの紹介
それでは初心者におすすめしたいマイクロドローン、送信機、FPVゴーグルの紹介をしていきます。
おすすめのマイクロドローン
まずはおすすめのマイクロドローンを紹介していきます。
とにかく初心者におすすめしたい機種ですので、操縦しやすい機種を選んでいます。
BETA FPV Meteor65 2022
操縦もしやすくスピード感のあるフライトが楽しめるマイクロドローンです。
VTXの出力は200mWあるので「Happymodel Mobula6」なんかより飛ばせる範囲が広く、連続飛行時間も少し長いです。
フライト動画はこちら↓
Happymodel Mobula6
1s仕様のマイクロドローンです。
とても軽快に飛んでくれて、発売されて1年以上経過しますが、いまだに入門用として使える機種です(2021年12月現在)。
系統図も戸澤さんのところで入手できますし、ベータフライトのバージョンを上げればFutabaの送信機ともバインド可能です。
詳しくは下の記事で紹介しています↓
Happymodel Mobula6 HD
Mobula6のFHDバージョンです(同じく1s仕様)。
マイクロSDの差し込み口があり、FHDで撮影できます。
Happymodel Mobula6の普通のバージョンよりDVR基盤があるため重量が若干おもたいので、少しスロットルは重く感じましたがそこそこ軽快に飛びます。
そこそこ満足できる綺麗な画質で空撮できますので、旅行先で持って行って飛ばしてもいいと思います。
Happymodel Moblite6
またまたHappymodelから発売されている機種になってしまいますが、こちらも1sドローンながら軽快に飛んで面白いです。
ただ初心者のうちは墜落しまくると思うのでFCが剥き出しなぶん「Mobula6」より耐久性が落ちそうなところが心配なポイントです(自分はまだ壊したことはありませんが)
上で紹介した3機種「UZ65」「Mobula6」「Moblite6」を比較している動画です。
購入する時の参考にしてください。最後のフリーフライトは下手すぎて参考にならないかも。
- UZ65はフレームをメテオ65でペラがMobula6のものに変更しています
- 機体Mobula6は途中でリスタートしたのでフライト時間はリスタートした合計タイムで計測しています
- ファームウェアはどれも4.1以上で、PIDはスライダーONでデフォルトの値。基本的にファームウェアを上げたくらいで、その他設定はデフォルトの値です
おすすめの送信機(プロポ)
RadioMaster TX16S
内部モジュールがマルチプロトコルでいろいろな通信方式のドローンとバインドできる送信機です。
背面にはモジュールベイがあり、ELRS外部送信モジュールなどを取り付けてロングレンジをすることも可能です。
ファームウェアは「OPNE TX」で初めての方は少し戸惑う部分もあるかとは思いますが、Youtubeなど検索すれば設定方法の紹介動画もでてくるので、なんとかわかるとは思います。
Jumper T-Pro
ゲーム機のコントローラーと同じくらいのサイズで、持ち運びが便利そうです。
実際に使用したことはないので、詳細はわかりませんが価格が安く、人気のある送信機です。
フタバ FUTABA T10J
日本製でドローン用のプロポとしてあえて選ぶんならT10Jあたりでしょうか。
価格は26000円でそこそこしますが、日本語の説明書がついているので、よく読んで理解できれば初心者でも設定ができます。
ちなみにフタバの受信機は4000円近くするので、お財布には優しくありません。ELRS受信機はFrsky受信機は2000円以下で購入できます。
おすすめのFPVゴーグル
FPVゴーグルは価格が4000円くらいから6万円近くするものまでたくさん種類があります。
はじめに結論を言ってしまうとFPVゴーグルは価格によってほぼ比例して、映像の鮮明さや見易さがアップしていきます。
FPVゴーグルはFPV飛行をするのにかなり重要なアイテムになるので、お金に余裕があるなら最初から良いものを買った方がいいと個人的には思っています。
ただ高額なものを揃えても、ほとんどドローンを飛ばさないでメルカリ行きというケースもあるので慎重に選ぶ方がいいかと思います。
- 最初は1万円以下のゴーグルを購入→おもしろくてFPVドローンにはまってしまったならFPVゴーグルの最高峰のHDO2またはSKY04O V2を買う
- はじめからFPVゴーグルの最高峰のHDO2またはSKY04Oを買う
個人的には上の2択ですすめていくといいと思っています。
中途半端な3万円クラスのゴーグルを購入するのは、あまりおすすめはしません(2022年2月現在発売されているFPVゴーグルの現状を見ての個人的な意見)
それと5.8GhzのFPVゴーグルを選ぶ時に最低限考えておきたいポイントは、以下のとおりです。
- 録画機能があるのか?
- IPD(瞳孔間距離)の距離(単眼レンズの場合考える必要はなし)
- 価格
HDMIインポートや、AVアウトポートなど細かくあげればきりがないので、上の3点は考えて購入するといいと思います。
自分はHDMIインポートや、AVアウトポートなどは一切つかいません。
録画機能があるのか?
5.8GhzFPVゴーグルにはドローンから飛んで来た映像を録画できる機種と、録画ができない機種があります。
録画ができない単眼レンズの機種であれば4000円くらいで購入できますが、1万円くらいでも録画ができる機種もたくさんあるので、個人的には録画のできる機種をおすすめします。
IPD(瞳孔間距離)の距離
単眼レンズのFPVゴーグルは調整の必要がないので気にする必要はありませんが、2眼タイプのレンズの場合はIPD(瞳孔間距離)の距離を気ににする必要があります。IPD(瞳孔間距離)の距離とは、右目と左目の黒目の中心の距離を言います。
FPVゴーグルにはその距離を調整できる、レバーがついていて画面を見ながら自分の目に合う位置に調整することができます。
FPVゴーグルによって調整幅の多少の違いがあり、この距離の調整がうまくいかないと、画面が2重に見えてしまったりします。
自分は顔がでかいので、FPVゴーグルの調整幅を最大まで広げてちょうどよくなったりします。
ですので極端に目が離れている人や、顔の大きい人が2眼タイプのFPVゴーグルを購入する場合注意が必要です。
まぁ基本的には調整幅が広く「58mm〜69mm」くらいに調整できるものが多いので、まったくどの位置でも合わないという人は少ないと思います。
価格
お金に余裕があるなら高いFPVゴーグルを買えばいいと思いますが、お金に余裕のない人は6万円クラスのお金を出すのは勇気がいるところ。
基本的には金額に比例して高いFPVゴーグルの方が綺麗に見えて満足度も高くなります。
上にも書きましたがお金に余裕があるならFPVゴーグルの最高峰の「HDO2」または「SKY04O V2」を買ってしまった方がいいと自分は思っています。
3万円クラスのFPVゴーグルは確かに安いものと比べれば性能はいいのですが、中途半端なので結局高いものが欲しくなったりします。
ただ高額なものを買ってもタンスの肥やしになってしまう場合もありますので、お金に余裕がない方は、はじめは安いものを、そしてFPVドローンの楽しさにはまってしまったら、高額なものを購入する流れがいいと思います。
割引クーポンが出ている、5.8Ghz FPVゴーグル一覧はこちら。気になるFPVゴーグルがありましたら、クーポンコードをコピーしてお使いください↓↓
Eachine EV800DM
1万円くらいのFPVゴーグルの中からあえて選ぶなら「Eachine EV800DM」あたりでしょうか。
Eachine EV300
瞳孔距離の調整 | 56-72mm |
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FOV | 42° |
内臓録画機能 | あり |
焦点距離の調整 | あり |
解像度 | 1280 × 960 前作EV200Dは1280×720 |
重量 | 340g |
価格 | 32000円前後(2020年10月18日時点) |
その他 | HDMI IN AV IN / AV out |
中間価格帯のFPVゴーグルです。この価格帯であえて選ぶとするなら売れ筋商品ではありませんが「Eachine EV300」がいいと思います。
画面比率は4:3 16:9 どちらも設定可能で、焦点距離の調整もできるので、目の悪いひとでもピントを合わせることが可能です。
表示される画面もそこそこ大きくて、わりと見やすい印象。
個人的にいまいちなポイントをあげるとすれば、重量が重たいことと、デザインでしょうか。
詳しくは下の記事でも紹介しています↓↓
FatShark Dominator HDO2
IPD瞳孔距離の調整 | 54〜74mm(前作は59〜69mm) 焦点距離の調整が可能:+2 〜 -6 |
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内臓録画機能 | あり |
解像度 | 1280 X 960(前作は1024 X 768) 画面比率:4:3 OLEDディスプレイ |
FOV | 46°(前作は37°) |
重量 | 206g(前作は186g) |
サイズ | 169.2 x 80 x 45.5 mm(スペック表ではサイズは前作と一緒) |
バッテリー | 18650セルバッテリー(別売り) ※バッテリーを入れるケースは付属品としてついてきます |
価格 | (banggood)2021年1月18日時点 52800円 |
価格は高いんですけど、ガチでドローンレースをしている人も使っている人がおおい、最強のFPVゴーグルです。自分もいろいろなFPVゴーグルをレビューしてきましたが、いちばん画面がきれいでみやすいと感じました。
イマイチポイントはDVR録画があまり綺麗ではないところです。
SKYZONE SKY04X V2
瞳孔距離の調整 | 58-71mm |
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FOV | 46° |
内臓録画機能 | あり(現行品V2は60fpsで録画が可能) |
焦点距離の調整 | あり |
解像度 | 1280X960 |
サイズ | 185*75*67mm |
重量 | 267g |
価格 | 54000円前後 |
「SKYZONE SKY04X」 のパワーアップしたバージョン「SKYZONE SKY04X V2」。
何がパワーアップしたかというと、DVR録画が60FPSになり、かなり綺麗に映像を記録することが可能になりました。
さらにファームウェアを上げることにより、ジョグダイヤルで簡単に画面の明るさが変えられたり、かなりいろいろ改善されています。
以前はHDO2が最強と考えていましたが、総合的に考えると録画映像が綺麗にとれる「SKYZONE SKY04X V2」の方が上かなぁと今は思っています。
ショップによって販売されているものがV1の可能性もありますので、購入するさいにはV2なのかV1なのかよく確認した方がいいです。
Orqa FPV.One Pilot
受信モジュールを別で購入する必要があったり、価格は高いFPVゴーグルですが、DVR録画も綺麗で映像もみやすくとてもいいゴーグルだと思います。
まとめ
今回はマイクロドローンを始めるにあたりおすすめのセットを紹介させていただきました。
この記事が参考になれば幸いです。